マルチ・レイLEDスキャナ（2-D LiDARセンサ） R2100

2014-03-07

Pepperl+Fuchsのパルス・レンジング・テクノロジーを採用

マルチ・レイLEDスキャナ（2-D LiDARセンサ） R2100

パルス・レンジング・テクノロジー（PRT）は、Pepperl+Fuchsの革新的な測定方法です。 PRTは、オートメーション・テクノロジーでの多くの分野で確立されています。 マルチ・レイLEDスキャナ（2-D LiDARセンサ）R2100は、PRTをUltra-IR LEDとマルチ・レイ・スキャンと組み合わせることで、可能性の領域をさらに一歩前進させます。現在、PRTはこれまでになく強力であり、1点だけでなく領域全体で2次元測定を提供します。複数のワイド・ビーム照射により、R2100は不規則な表面の物体を確実に検出します。

真のTOFテクノロジー　-　パルス・レンジング・テクノロジー

パルス・レンジング・テクノロジー（PRT）の原理

PRT搭載のセンサは、非常に短く強いパワーの光パルスを放射します。物体の距離は、光速定数と反射光パルスの到達時間によって計算します。連続光ビームを放射する他のTOFセンサとは異なり、PRTセンサは1秒間に最大250,000回のパワフルな短いパルスを放射します。連続光ビームセンサと比較して、1つのPRTパルスのエネルギー密度は最大1,000倍にもなります。これにより、300m以上の距離でも安定した信頼性の高い検出が可能になります。三角測量のセンサとは対照的に、PRTセンサは幾何学上の演算が不要なため、センサ光学系の構造上のレイアウトによる検出範囲の制限を受けません。その結果、より小さなハウジングを備えたPRTセンサは、非常に広い検出範囲に利用でき、すぐれた測定品質を提供します。

R2100のアプリケーション

マルチ・レイLEDスキャナ（2-D LiDAR） R2100は、最大の効率を実現する洗練されたデザインです。 R2100は、革新的なテクノロジーと組み合わせることで、信頼性の高い測定結果を提供します。これは、モバイル機器、イントラ・ロジスティクス、マシン、プラントエンジニアリングの屋内外でのアプリケーションの課題を克服する最良のソリューションです。

R2100は、作物を周囲の土壌から分離し、収穫ラインに沿った正確なガイダンスを確実に実行させます。

R2100は、刈り取り機の草刈りエッジの検出に最適です。 LEDを水平に扇状に配置することによって、88°以上の2D領域を検知できます。LEDスキャナは収穫ラインに沿った正確なガイダンスが可能です。センサには、時間の経過とともに故障や摩耗が起こる可動部品がありません。これにより、長寿命、耐久性、測定の安定性を確保できます。農作業現場の見通しが悪くても、信頼できる測定結果を提供できます。

R2100は、広い検出領域をカバーし、AS/RS設備の収納スペースの空きを検出します。

R2100は、マテリアル・ハンドリング、ロジスティクス業界の自動倉庫、検索（AS/RS）タスクにも最適です。超高速PRTは、迅速なプロセスに必要な高速応答時間を確保します。目に安全なUltra-IR LED、可動部品がない、消費電力が少ない、幅広い温度での動作が可能、センサの冷却装置が不要などの特長があげられます。