IO-Link対応のセンサとシステム
初めて国際的に標準化されたIOテクノロジー、IO-Linkはコントロールシステムと現場のセンサ/アクチュエータの双方向通信を可能にします。IO-Linkセンサは標準センサと同じ非シールドの3線式です。標準センサとしても使用できます。この先進的なインターフェースで、包括的な診断を実施したり、稼働中にIO-Linkデバイスの設定を確認、変更もできます。Pepperl+Fuchsは、IO-Linkセンサとインフラを通して、現場機器間のIO-Linkシステムソリューションを提供します。
IO-Linkの設定と組み込みは、デバイス記述ファイルIODDs (IO Device Descriptions) とパラメータ設定でソフトウェアツールによって簡単に実行できます。
ユーザは、現場レベルまでの透過性によって、包括的なパラメータ設定を実行でき、デバイスの診断によって予知保全を実現できます。
IO-Linkセンサは、様々なベンダやフィールドバスに対応するPACTwareを使って、設定や操作を容易にできます。
IODDs (IO Device Descriptions)に加えて、デバイス独自のDTMs(device type manager)も用意されています。GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)上で便利なセンサ操作を可能にします。
デバイスの交換とメンテナンスの簡素化
コンベヤ・システムのように、同様のセンサを多く使っているアプリケーションでは、どのデバイスがメンテナンスを必要としているかを検出することが難しい場合があります。
ローカライズ機能は、LED点滅で容易に素早くセンサを見つけ出すことができます。
メンテナンスが必要なデバイスが見つかると、データストレージ機能により、稼働時中にセンサ交換が可能になり、パラメータの再設定は必要ありません。これはプラントの稼働停時間を大きく減少させます。
スマート・センサ・プロファイル ― 標準化に向けた次のステップ
Pepperl+Fuchsが提供しているような、さまざまなIO-Linkセンサは、機能的な類似箇所が多くあります。
スマート・センサ・プロファイルは、これまで以上に素早く、柔軟に設定やメンテナンスをシステムに取り込むための共通機能を統一化したものです。
バッチサイズ1における生産―稼働時のパラメータ設定
異なった製品が同一製造ラインで作られているとき、レシピの変更がしばしば必要になります。
IO-Linkは、プロセスとパラメータのデータを同時に転送することにより、センサとアクチュエータのパラメータ再設定を稼働中に可能にします。これが、バッチサイズ1の土台作りになります。これによって、停止時間の短縮、コスト削減につながります。
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