ファクトリーオートメーション(FA)
プロセスオートメーション(PA)

食品パッキング

光切断法センサによる低コントラストのパッキング

アプリケーション

食品産業で料理をパッキングするとき、コンパートメントに区切られたプラスチックトレーがしばしば使用されます。肉、パスタ、野菜などの異なった料理から成る食事に、正しくコンパートメントに料理を詰めることが不可欠です。料理が正しいコンパートメントに確実に詰められるために、あらかじめトレーが正しく置かれていることのチェックが必要です。従来のソリューションでは、このタスクには高価で複雑なビジョンセンサが使われていました。しかしながら、標準のビジョンセンサで、滑らかな表面で均一に白いプラスチックトレーなどの低コントラストのターゲットを確実に検出するためには、外部照明や複雑な構成知識が必要です。


ゴール

プラスチックトレーに異なった料理を個々のコンパートメントに慎重に詰めていく、これは、顧客の受け入れと適切に容器を密封するための必須の前提条件です。不都合がある場合は、商品を販売できません、そして、料理を捨てなければなりません。プラスチックトレーが正しい位置にあることをチェックすることによって、迅速で効率的に料理を詰めるプロセスをサポートします。これには、確実迅速設置が簡単なソリューションが必要です。


ソリューション

Pepperl+FuchsのSmartRunner Matcherプラスチックトレーの位置をチェックする理想的なソリューションを提供します。最適なソリューションは精工なレーザービームを使った光切断法センサです。工場の現場で表面形状プロファイルが記憶、検出され比較が行われます。設置は、センサをコンベヤベルトの上部に取り付けるだけです。外部照明の設置は不要です。これで、センサはプラスチックトレーのプロファイルを検出します。検出したプロファイルに対して、記憶した参照プロファイルと合っているかどうかによって、センサは「good」か「bad」の判別信号を送ります。検出した形状が参照プロファイルに一致していない場合は、トレーが正しい位置に置かれていない、トレーが無い、または破損していることを示します。料理詰めプロセスが中断しないためには、すぐに問題のあるトレーを取り除かなければなりません。SmartRunner Matcher Extendedは、参照プロファイルを32個まで保存できます。扱うターゲットの種類が多い場合に最適です。



検出した形状が参照プロファイルに一致していない場合は、SmartRunner Matcherは「bad」の判別信号を送ります。

ベネフィット

光切断法の利点は、アプリケーションで発揮します。無地の白いトレーには、コントラストがほとんどありません。しかし、SmartRunner Matcherはいつも確実で明白な結果を出します。コントラストには全く影響せず、ターゲットの表面形状プロファイルを検出します。本体のボタンを押すと、即座に表面形状プロファイルをティーチ・インできます。この時、SmartRunner Matcherは、使用できる状態になっています。一方、2-Dビジョンセンサは、複雑な構成と外部照明を必要とします。プラスチックトレー位置の連続した照合は、料理詰めプロセスを確実にします。食品産業でパッケージ工程において、SmartRunner Matcherはスムーズで効率的な稼働を可能にし、かつ無駄な廃棄物と休止時間を抑えます。


SmartRunner Matcher

  • プロファイル照合のためにあらかじめ準備されたソリューション

  • センサは複雑なデータを簡単な判別信号に変換します。

  • 光切断法は、材質、色、コントラストに影響を受けず、確実な結果を出力します。

  • 外部照明を必要としない簡単で安価なソリューション

  • ティーチ・イン、データ・マトリックス・コントロール・コードによる迅速なパラメータ設定

 


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